Super-Starとともに幕開けした、Golden Gooseのスニーカーの時代 

22.06.2024

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すべての始まりは、Golden Gooseの初代スニーカー「Super-Star」。側面に星をあしらったシグネチャーデザインにより、瞬く間にブランドの最もアイコニックなモデルとしての地位を確立しました。2007年までの間、Golden Gooseはすでに7年の歴史を刻んでいましたが、スニーカーのデザインには着手したのはこの時が初めて。Super-Starの登場は、スポーティーなシューズへの斬新なアプローチを打ち出し、スニーカー市場に大きな変化をもたらすものとなりました。クリーンでミニマルなデザインが主流だった当時のスニーカートレンドの枠を超え、履き古した靴の魅力を再現したユーズド感を特徴とするデザインにより、個性際立つ画期的なスニーカーとして注目を浴びたのです。  

80年代、そしてアメリカのアカデミックカルチャーへのオマージュ:Ball Starコレクション 

Golden Gooseのデザインの多くと同様に、Super-Starはスポーツ、特にスケートボードの世界と深いつながりがあります。創業者がロサンゼルスへ旅行した際、カリフォルニアのスケートシーン、そして、長時間にわたる練習で擦り切れたスケートシューズの外観に魅了されたのが始まりでした。擦れや傷がつき、ボロボロになったシューズは、スケートボードへの情熱の表れだと感じたのです。スケーターたちは、接着剤やガムテープなどで補修した各々のシューズを、その傷が自分自身のストーリーを表すものであるかのように、誇らしげに履いていました。 


スケーターとシューズの絆に心を打たれた創業者は、まさにこのような絆を、履く人との間に育むことができるようなスニーカーを作ろうと決意しました。パサデナの蚤の市で買った中古の靴を原型として用い、イタリアのマルゲラにある工房でさっそく制作に取り掛かった彼らは、履き古した靴独特の風合いをデザインに反映し、ロサンゼルスのスケートシューズに見た魅力を再現することに成功したのです。 

魂が宿るスニーカー 

Super-Starは、最上級の素材にこだわり、1足あたり4時間もの時間をかけて作られる複雑な職人技の賜物。履き主との間に真の絆を育むように、という想いを込めながらデザインされています。製造工程における細やかなクラフツマンシップにより、その一つひとつに魂が吹き込まれ、独特の雰囲気を醸し出すものに仕上がっています。

 

Golden Gooseの哲学が謳うのは、独自性を大切にすること。したがって、Super-Starは履く人の個性を反映するために、カスタマイズの可能性も無限に広がります。定番のカーフスキンやスエードから、グリッターやスタッズのディテール、アニマル柄のプリントまで多様なデザイン要素が揃うほか、限定版のモデルもご用意しています。

 

Super-Starはまさに、Golden Gooseのコアバリュー、そしてGoldenのコミュニティが推進する価値観に沿い、旅と職人技のエッセンスを形にしたものです。自分らしいスタイルを追求し、履き古すにつれて自然に生じるキズやダメージに愛着を抱くことが、このスニーカーを履くことの醍醐味だと言えるでしょう――そう、あの時ロサンゼルスで目にした、スケーターとスケートシューズの関係のように。