スニーカーは、モデルによって紐の結び方もさまざま。自分のスニーカーの紐をどのように結べばいいか迷っている場合、その答えはモデルによって異なります。StardanやRunning Soleのようにリボン結びにしないタイプのモデルは、靴紐が穴から抜けてしまわないよう、両端に小さな結び目を作るのがおすすめ。SlideやFrancyなどのハイカットスニーカーは、スムーズに脱ぎ履きできるようサイドにファスナーが付いているため、上の方を少し開けたままにして、くだけた印象で履きこなすのも良いでしょう。
また、どのモデルのスニーカーにも共通するコツとして、タンを高く引き上げすぎず、クォーター(サイドパネル)に合わせるようにして、できれば少し斜めにすると程よい仕上がりになります。リボン結びにする時は、片足の紐をもう片方の紐よりも緩く結んで、左右で異なるアシンメトリーなスタイルに。これぞまさに、Golden Gooseが提唱する「非完璧」なファッションのコンセプトが表れた履きこなし術です。
Golden Gooseのスニーカーのデザインとスタイリングの指針となる哲学の中心に常に据えられているもの、それは「自由」と「発見」の感覚。スニーカーやウェアの個性は、それを身に着ける人の個性によって引き出されるという考え方です。“Golden Lover”の皆さんが、シューズのスタイリング、そして靴紐の結び方を通して自らのクリエイティブな一面を表し、好きな時に、好きな方法で、従来の型を破っていけるように、という思いが込められているのです。