Golden Goose誕生のストーリー

28.01.2025

The-creation-of-a-sneaker
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イタリアからアメリカへ。次々と新たな章を展開する、Golden Gooseの唯一無二のストーリー。

旅を重ねるごとに豊かさを増すGolden Gooseのスタイル

創業後間もない頃は、2人がアメリカのカレッジスタイルやスケートボードの世界に強い印象を受けたことから、アメリカの影響が特に重要な役割を果たしていました。ロサンゼルスへの旅からインスピレーションを受けて誕生したのが、Goldenの初代スニーカーであるSuper-Starです。 


2007年、フランチェスカ・リナルドとアレッサンドロ・ガッロは、ロサンゼルスのスケーターたちの履き古された靴が醸す趣に魅了され、スケートボードに時間を費やすほど生じる靴のキズや擦れを再現したスニーカーを作ろうと考えました。以来、「ユーズド感」というコンセプトは、衣服が物語るユニークなストーリーの価値を表すものとして、Goldenのスタイルを特徴づけるものであり続けています。 


全作品においてユーズド感を中心的な要素とすることは、一つひとつの傷を付加価値とし、一つひとつのひび割れがGoldenの哲学を物語るという意味で、日本古来の修復技術である金継ぎ(金粉を使い、割れた陶磁器を再び組み立てる技法)にも通じるものがあると言えるでしょう。 

instruments-to-create-sneakers
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a-view-of-the-old-headquarter
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ヴェネツィアからミラノへ渡り、進化し続けるGolden Goose

2008年、フランチェスカとアレッサンドロの2人は、マルゲーラのアトモ通り(Via dell'Atomo)8番地に建つ旧鋳物工場をインダストリアルなスタイルへと改装した建物に、Golden Goose初の本部を構えました。この場所からは、ブランドの旗の形のモチーフでもある色とりどりのクレーンや、造船所、鉄道の線路、そして今や世界各地の店舗で再現されているディテールの数々など、Golden GooseのDNAの一部を成す景色や要素を垣間見ることができます。 


第一号店は、2013年にミラノにオープンしました。 以来、とどまることなく成長を続け、現在では23ヵ国に180以上ものストアを展開しています。


ミラノはまた、2020年にCEOのシルヴィオ・カンパラが新しい本社を設けた場所でもあります。2021年には、サン・ジョルジョ島沖に巨大なスケートボウルを浮かべ、スケートボードの世界へのオマージュとしてイベント「From Venice to Venice」が開催されるなど、次々と刺激的な体験やプロジェクトを幅広く展開しています。


また、2022年には革新的なリテールのコンセプトとして「Forward Store」を提唱。愛用されてきたGoldenのアイテムに、修理・リメイクのサービスを通じて新たな命を吹き込むことで、お客様の体験を新たな次元へと昇華させるよう努めています。 


2023年にはパリのファッションウィーク参加を果たし、「HAUS of Dreamers Paris」のイベントで、2024年春夏シーズンの新作Journeyコレクションを発表しました。


今日に至るまで、Golden Gooseのストーリーは経験や重要なマイルストーンの達成を重ねながら豊かなものへと進化し、総勢1400名、生産拠点も含めると1600名の「ファミリー」として成長を続けています。故郷から遠く離れた場所でも常にアットホームな雰囲気を大切にし、インクルージョン、一人ひとりの参加、そして分かち合いが生み出す力により、特別なプロジェクトの創造へと導かれているのです。